患者さんやご家族に “寄り添う姿勢” が下越病院の魅力です

畑 優紀

1. 下越病院を研修先に選んだ理由

研修先は地元である新潟を考えていました。急性期や回復期など様々な病院がありますが、これからの人口構成を考えると高齢者医療や地域でどうやって生活していくか医師として考えていく必要があると感じており、患者さんが退院後、どんな生活をしていくと良いか具体的に考える病院は少なく、下越病院であれば自分のイメージに近い研修病院であることと素敵な医学生担当、研修担当事務職員の方々にお会いし、他の大きな病院だと誰が働いているのか分かりませんでしたが、ここなら安心して働けると思い選びました。

2. 下越病院の魅力

患者さんの中には「介護する人がいない」、「ご本人は帰りたがっているが、ご家族がまだ帰って来られても困ると言っている」など、ご本人やご家族の理解を得るためにどうやって丁寧に説明を重ねていくか、急性期だけを診ている病院では出会えない場面が多く、人が老いて生きていくプロセスの中で医師の寄り添う姿勢が魅力的だと感じています。

3. 研修をしていて嬉しいこと・楽しいこと・大変なこと

患者さんが病気と向き合いながら生活していく上で治療などの選択肢を考えることが面白いと感じています。ガイドラインのないところを自分で問題を抽出し誰と協力して解消していくべきか悩むこともあります。

4. 下越病院の医師として大切にしていること

医師である前に一人の人間として患者さんの立場だったら「この方はどんな医療を受けたいか」「介護を受けたいか」など考えるようにしています。また、患者さんを通して生活背景を想像するようにしています。

5. 医学生に向けてのメッセージ

それぞれ自分が思う医師像を持っていると思いますが、医療現場に出てきて自分が思っていた医療感と異なり悩む方がいるかもしれません。自分が思っている医師像を忘れず持ち続けることが大事だと思います。

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