ケアマネたちが業務の過密化を訴える(しんぶん赤旗5/11号に掲載される)
2025年5月11日のしんぶん赤旗に、民医連加盟法人のケアマネたちの対話が、1面と3面に大きく掲載されました。
1面では「事業所4年で9%減」「ケアマネ不足深刻」と大きく打ち出され、全国の事業所数が2020年度末39,979件から、2024年度末には36,488件と1割近く減少しているとありました。事業所が無い自治体も同25町村から、29町村に増加しているとのことです。そのような状況で国はケアマネを増やす支援が必要なのに、ケアマネが一人で担当できる上限を月39件から44件に増やす等、さらなる業務の過密化をすすめているのが現状です。
3面では、ケアマネたちの『対話』が紹介されています。中でも“シャドーワーク”=介護保険制度で評価されない無報酬労働(保険の隙間を埋める労働)をケアマネが担っていることは印象的です。更に、国は介護職員の処遇改善をこの間に進めてきましたが、ケアマネはそこから排除され、低賃金が続いていることも訴えています。そんな中、国はケアマネの処遇改善を口実にして、ケアプランの有料化を検討しています。ケアマネたちは有料化されればサービスの利用控えにつながること、そしてそれは早期発見・早期対応が難しくなると訴えています。「相談にお金がかかるのは疑問」というセリフはとても印象的でした。
私たち新潟民医連が加盟する全日本民医連は、4月に厚労省に対し、シャドーワークをケアマネが相談できる、業務をつなげる場所の確保、そして処遇(賃金など)の改善、ケアプラン有料化反対を要請しています。
是非、ご一読下さい。
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